こんにちは!ヒーリングライフのユッキーナです。
ここしばらくの大雪で、私が日中勤務している会社から「自宅待機」の指示が出ました。
ですが、担当している業務は案件を止めることが出来ない内容のため、先日の記事でも紹介したとおり、在宅で対応して無事業務は完了できました。
3年前は地元の鉄工所で営業事務をしていたので、会社に必ず通勤しないといけませんでしたが、
職業訓練校でスキルを身につけ転職し、2016年からIT関連企業で働きはじめたので、今ではPCとネット環境さえあれば仕事ができます。
1人親で子供を育てているからこそ、いざとなったら在宅対応で仕事をさせてもらえる環境で働かねば!
と一念発起して行動した結果が、こんな時に現れること、とても嬉しく思います。
その反面、会社で働いているからこそ「シングルマザー」で悩むこともあります。
今回は、会社で働く仲間に言われた表題の件についてテーマにしたいと思います。
何気ない一言で気づいた、彼女の中のシングルマザーのイメージ。
会社では、子育て中の同世代のママと情報交換する機会があるのですが、ある時
「旦那が仕事でいないから、一人で子育てしてシングルマザーみたいな家庭だよ私は~」
と何気なく言われたことがあります。
言われた時から何か引っかかるものがあったのですが、その時は「そりゃ大変だねー」と返したような覚えがあります。
しかし後からよーく考えると「シングルマザーって、ワンオペ育児してるって思われているのかな?」ということに気づきました。
また彼女が発した「シングルマザー」という言葉に「大変そう・不幸」みたいなニュアンスが含まれているようにも思いました。
実際、私が知りうる限りシングルマザーの友人でワンオペ育児してる人はほとんどおらず、
実家の父母や、地域の人の力や、友人の力も借りて育児を頑張っているので、うーん、事実と彼女の認識は違うんだけどな…と感じました。
「シングルマザー」が一人歩きして差別用語になりかけている!?
シングルマザーといえば、2014年に発行されたこの本はかなり注目されました。
また、東洋経済オンラインの
こちらのシリーズは、かなり反響のあるシリーズだそうですが不幸な「シングルマザー」が取り上げられることが多いですね。
こうした内容を取り上げる記者の方たちは「貧困シングルマザーの実態を知ってもらうことにより、
状況を改善するきっかけになって欲しい」という思いで記事を書いているのだと思いますが、
同時に「シングルマザー=貧困」のイメージを拡散しているともいえます。
確かにこうした発信は大切だと思いますが、世の中にはたくさん稼ぐ豊かなシングルマザーだっています。
だから彼女の比喩表現として「シングルマザーみたい」というのは間違っていると思うし、
彼女は何気なく言ったつもりかもしれませんが、下手するとシングルマザーを「下に見ている」とか「差別している」ようにも聞こえてしまいます。
育児に参加できるよう仕事を調整しないパートナーに問題あり!
そもそも彼女の場合何が問題かというと、育児に協力しない、または育児に参加できるように
自らの仕事をコントロールしないパートナーに問題があるわけです。
よく、男性にあるのが
「稼ぐのが男の役割だから育児する時間が作れない」
「育児は嫁にお任せ」
な思考の時代遅れな人が未だに多いのですが、それは本当に仕方のないことでしょうか?
それによって負担がかかっている妻は「シングルマザーみたい」と問題のあるワードで愚痴を吐き出すことになり、
それを聞いて実際のシングルマザーの私はちょっと嫌な気分になります。ぶっちゃけ、いい迷惑です。
「旦那が仕事でいないから1人で子育てしてシングルマザーみたい」と妻に言わせるような状態になる前に、夫婦でちゃんと話あってもらいたいものです。
子供に大切にされる親、子供に大切にされない親。
私の家族は介護職で長年働いているのですが、ここで家族から聞いた話をお伝えします。
私の家族が働く介護施設では、高齢者を看取るところまでを仕事としています。
そこで、家庭を顧みず仕事一筋に頑張ってきた男性の入所者は、
家族の面会の回数はとても少なく、家庭を切り盛りしてきた女性の入所者は、面会の回数が格段に多いそうです。
つまり、稼ぐことにだけ注力し家族を顧みなかった人は、稼ぐことしか頑張らなかったので、
高齢になってから家族に大切にされなくなるということ。
どれだけたくさんのお金を家にいれても、仕事ばかりに心を奪われ家族を大切にしないと、家族の心が離れてしまうということです。
あなたは、家族に大切にされる人でいたいですか?
それとも、稼ぐことだけ頑張りたいですか?
私はもちろん前者を選びます。
いまの時代は働き方を選べる時代です。
私が在宅でできる仕事をしようと思ったのは、鉄工所の営業事務をしていた時に、
残業があまりにも多く仕事中に子供をみてくれている母が体調を崩したことがきっかけでした。
家族の誰かに負担が行き過ぎている時、働き方を見直す良い機会と捉え、改めて働き方について考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。
ワークライフバランスや、自らの生き方は何歳になっても軌道修正できる、と私は信じています。